また戻ってきました。

4ヶ月ぶりのブログです。
その間にあったことは,またおいおいアップしていこうと思いますが。

母が8月に亡くなりました。母が亡くなった瞬間,「ぷつん」と私の気持ちが切れてしまいました。あの有名な「○国に一番近い場所」の霊安室にも行きました。夜だったので,海は見えませんでしたが。

9月のはじめに3ヶ月ぶりにKLCに行ってきました。とても気の強そうな女性のドクターにさんざんなこと言われました。FSHも11しかなかったのに,「これ以上採卵しても,妊娠する確率はとても少ないのだから」なんて言われ。おまけに,私は高血圧なので,「産科の先生が妊娠したら受け入れてくれると(書類に)書いてくれなければ移植はできない」とも言われた。この女医さんがKLCに勤める何年も前から,「ひたすら採卵。いつかは良い卵にめぐりあえるから」と言われて通院してきたのに。今年に入ってから,「高血圧は移植できない。血圧を内科の先生にコントロールしてもらって。そうしたら移植できるからね」とは言われていました。それなのに,今度は,「お産でお世話になるのは,産科の先生であって内科ではないのだから。産科の先生の受け入れがはっきりしなければだめ」と言われました。

あの先日もテレビで放映された病院の産科に,ハイリスクの妊婦さんを積極的に診て下さる先生がいらっしゃいます。KLCの先生もよくご存じで,春にもその先生の話をきいてくるように言われ,一度うかがったことがありました。妊婦と赤ちゃんにとっての安全なお産について,よく考えてくださる先生だと思いました。私のお産についてはその時,いくつものリスクについて話されたので,それ以来行ったことがありませんでした。でも,このままでは,治療をやめようにも私には胚盤胞を含むいくつかの凍結卵がKLCにあるので,早々あきらめきれません。恥も外聞もなく直談判で予約をとり,先日私のお産の受け入れをお願いできるかどうか伺いに行きました。

先生は30分も私の話を聞いて下さり,「確かにハイリスク。現代のこの日本でもお産のために亡くなっている人が年間何人もいるんだよ。いろいろなリスクを知った上で,旦那さんと相談して決めて下さい。移植をしたい気持ちもよくわかるし。でも,いずれにしてもできるだけ早く決めた方がいい。もし,でぶりんさんが妊娠された時には,う・・・ん,もちろんこちらとしては受け入れますよ。」と言ってくださいました。KLC宛にお手紙も書いて下さいました。

妊娠してこの先生の診察にたどりつくためには,大変な道のりがあります。先生は最後には,「がんばってください」と言ってくださいました。うれしかったです。あ,そうそう。この病院でも最高齢出産は47才だそうです。自然妊娠で。