通夜

朝、葬儀屋に電話をして、お通夜の時に出す弁当の数を7つ増やして、70にしてくれるようにお願いしました。

朝からお手伝いをしてくれる人たちの出入りであわただしかったです。午後4時に自宅を出て、斎場に向かう予定になっていました。午後になるとぼちぼちと遠方からの親戚たちも集まってきました。予定通りマイクロバスは4時に家を出発しました。私たちは乗り切れないので、近所の親戚に出してもらった車に乗って出かけました。4時15分には斎場に着いてしまました。着いたときには、すでに数名の方達が来て下さっていました。父の職場の後輩だった人、教え子の人たち。母は、とても感謝していました。

花輪は2つ増えて9基になっていました。家にもずっとおいてある花輪がひとつあるので、あわせて10基になりました。マイクロバスに乗ってきた親戚の人たちは、用意してあった弁当を控え室で食べました。私は4時半から職場の同僚が受け付けをやるためにきてくれることになっていたので、玄関ホールで待ってきました。

通夜は6時からだったので、5時を過ぎるとぞくぞくと焼香客が訪れました。受付は4人お願いしてあったのですが、それに上司2人も加わり、6人でも手が足りない様子だったので、いとこの男性2人にも加わってもらいました。母の元同僚だった方達も来てくださっていました。父の闘病中、ずっと見守ってくださった病院に勤める知り合いも来てくださっていました。

通夜は6時丁度に始まりました。7時前には終わり、マイクロバスは7時20分頃には斎場を後にしたと思います。思えば、たった3時間くらいのために、こみこみ料金で80万だった葬儀費用のうちの、数十万は消えたのだと思いました。生花のいっぱいある祭壇の使用料金でした。

私は、結局夕食の弁当を食べる間もなく、家に帰りました。家では明日の葬儀の打ち合わせが、親戚のおじさんを中心に始まりました。