仮通夜

今日は、お葬式の日程的には何もない日でした。でも、近所に住む、うちの親戚のおばさんは、午前中から明後日のお葬式の後に配る、果物などの買い物をしてくれていました。

夜、昨晩のように近所の方々が集まってくれ、お経を唱えてくれました。その時、親戚の若奥さんが、「さっき、斎場の前を通ったのだけれど、花輪がたくさん並んでいましたよ」と言いました。お経が9時頃終わり、ほっと落ち着いたのが10時半頃でした。夫に「一緒に行かない?」と誘ったのですが、「行かない」と言うので、私一人で、その斎場に行ってみることにしました。山間にあるその斎場は、火葬場の隣に立っています。夜は確かに薄気味悪い場所です。でも、私は花輪のことが気になって一人で出かけました。暗闇の中に、花輪が8つ立っていました。私は、安心しました。父もきっと満足してくれるはずと。