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朝職場に行ってから父の担当医に電話をした。8時半だったけれど、電話で話してくれた。用件は、今日も夜父の見舞いに行った際に先生とお話したい。「父を家に帰したいということ」「その際、体調が許せば私の家に1泊させてお風呂に入れてやりたいのだろうけれど、どうだろうか」と言うことについて訊きたいと伝えた。先生は私が着いたら、ナースステーションに行って、看護師に連絡をするようてくださいと言った。父が夕食を食べ終わったので、雑談の中で「家に帰ってこない?」と言うと、「帰らない。そんな話先生から直接聞いてないから」「先生が今週の土曜日の午後、みんなを呼んで話をするって言ってたよ」と言った。それこそ私が聞いていない話なので、「じゃぁ、先生呼んでもらうね」と言って、看護師さんに電話をしてもらった。「病室でお待ち下さい」と言うので待っていると、先生がお見えになった。

少し3人で話をしていたのだけれど、病室は4人部屋で他の患者さんに話を聞かれているようで嫌だったので、先生と別の部屋でお話を聞くことにした。
先生のお話:やはりあのお腹の様子をみていると、一ヶ月くらいかなぁと。
      本人は家に帰らないと言っている。
      私たちの家に行って、泊まったりお風呂に入ったりすることは可能。
      土曜日に家族に集まってもらい、本人に対する気持ちを話したり、本人の今の気持ちを      聞くことが必要だと思う。
      本人に今になるまで病状についての説明をしなかったことは、申し訳なかったと思う。
と先生はおっしゃった。

お話を聞いて廊下に出ると、父の主治医のK先生がナースステーションの前にいらした。私が「K先生!」と背後から声をかけたのだけれど、聞こえなかったらしく、担当医の先生が更に大きな声で、「K先生!」と声をかけたら、振り返った。「いつもお世話になっています。今、U先生からお話を伺っていました」と私。「はい、話は伺っています。この度は大変です」とおっしゃsった。先生は父の病室に来てくださったようだ。父はニュースを見ていて気づかず、K先生がベッドサイドにまわり「○○さん」と声をかけて下さった。父は先生の姿に気づくと、イヤホンをしたまま、飛び起きた。k先生が来て下さった時はいつも、父はこんな感じだ。

今、父は内科の病棟にいるのだけれど、主治医・担当医は外科だ。K先生はとても偉い方なので、外科病棟に入ると、たとえ祝祭日であっても、夜には必ず見舞って下さる。でも、内科の病棟に入ると、来ては下さらない。今回内科病棟に入ったのは、ベッドに空きがなかったためなので、来て下さったのだろう。