両親の来訪

昨晩、ちょっと体調が悪いという騒動があったのでどうなるかと思ったが、昨日計画していたとおり、私の両親が我が家にやってきた。夫が実家にふたりを迎えに行って、連れてきてくれた。

母は、父をひとり家に残して外出することを嫌う。度重なる入院で、何もかも周りの人に面倒をみてもらう習慣がついてしまって、おやつすら自分ひとりで出して食べるということができない。決まって、体調が狂うのも、母が自身の通院のために家を空けたときだ。

今日は、私たち夫婦がいずれも家にいるということで、母は久々に美容院に行きたいと言った。父も一緒に私たち夫婦の所に来てしまえば、目も届くし、安心というわけだ。元気だった頃は、平日私たちが仕事で家を留守にしている間にも、庭の芝刈りや草取りをしてくれたものだが、それもできなくなってしまった。自分ではできると言うのだが、2週間くらい前から、自分で車を運転することもなくなった。11時半頃来て、5時過ぎに私の運転する車で帰った。その間、昼食を食べる時以外は、ずっと続間に敷いておいた布団に、父は横になっていた。

夜、両親と話をした。父のような大病をしていると、私たち家族は未来(将来)のことを考えたくなくなる。「なんか、明るい夢は持てないかねぇ」と私が2人に言うと、母が珍しく「う〜ん、そうだね」と言った。私が「もし、明日病院に行って、運よく子供ができちゃったらどうする?」ってあり得ないと思いつつも言うと、「それはそれで夢が広がるけど、不安もでてくるよなぁ」と父が言った。

今まで、私の妊娠、出産のことについては、父は自分の希望や夢なんてものを口にしたことがなかった。私に「子供を授けてやりたい」と一番強く思っているのは、父だと私は思う。

明日は、採卵。KLCにまた5時台の電車に乗って出かけます。今日も来院時間を4時に電話して聞くように言われていたのに、すっかり忘れてしまっていた。6時近くになってふと携帯をみると、KLCからの着信記録があって、あわてて電話しました。採血結果を問い合わせてくる患者さんもいるらしくて、「採血結果ですか?採卵ですか?」と聞かれた。言われてみれば、今日も普通通り診療していたんですものね。採血の問い合わせがあっても当然でしたね。