未分割

今日は親戚の初節句のために,12時からお祝いの会に出た。1月26日生まれだそうだ。できちゃった結婚で,おじいさんにあたる私の父の従兄弟は,赤ちゃんが生まれても,「抱かない」と言っていたそうだ。でも,やっぱり生まれてしまえば違う。宴会でその人が歌った歌は「孫」。歌詞を聞いていて私は涙が出そうになった。会場には,兜も飾られていた。いいな。おめでたいな。うらやましいな。でも,私たち家族には,こんな場面はないんだろうな。なんて,とても悲しくなった。このまま,私たち夫婦が子どもに恵まれなければ,お祝いの席に呼ばれるたびに,このような気持ちになるのだろうな。そうたびたびあるわけではないけれど,この「悲しみ」に早く慣れなくては。一生,つきまとう感情だから。


会から帰ってきて,16時に受精確認だと思っていたら,14時だった。2時間も経過してから,KLCに電話する。培養室直通電話だったけれど,男性の培養師さんが出た。とても物腰の柔らかな方だった。結果から言うと,顕微授精を施したけれど,朝の時点で「未だ分割が見られない」そうだ。今日の午後から明日にかけて分割が起こるかも知れないので,「不安でしょうが,また明日10時に分割確認の電話を下さい」とのこと。また,今月もダメか。この卵で妊娠できれば,来年は「初節句」だと思ったのに。神様は冷たい。