普通の日

土,日と2日連続して新宿まで通ったので,今日は仕事の日とは言え,少しのんびりとした日中を過ごした。


仕事の後で,また父の病院に行く。担当医の先生が食後じきしてお見えになった。「昨日はどうも〜」と開口一番におっしゃった。昨日駐車場で会ったときのことをおっしゃっているようだった。「よくわかりましたね。僕全然わかりませんでした」と。最近父の血糖値が上がってきてしまっているので,一度内分泌の先生に相談をして,それから退院をしたらどうかという話になった。この先生と話をするとなぜか安心する。病室を出るときにいつもとは違うお辞儀の仕方をした。「あれ?お歳暮着いたのかな」と感じた。


それからしばらくすると,今度は主治医の先生がお見えになった。去年の12月以来ずっとお会いしていなかった。(その間テレビでは2回お見かけしたけれど)担当医の先生とはお友達みたいに椅子に座ったまま,話をしていられるけれど,この先生がお見えになると,なぜか身体が緊張してしまって,お辞儀も額が床に着くのではないかというくらい,深々としてしまう。とても,威厳のある先生だ。「大丈夫ですよ。安心してください」というのがこの先生の口癖。私に向かって,「数値も安定しているようなので,よかったですね」と言ってくださった。


7時過ぎに病院を出てくる。