遊離

今日はどきどきの父の化学療法開始の日。数日前から父の足には発疹ができていた。恐らく靴下にかぶれたものだろうと母は言っていたが,今日,点滴による投薬が行われるとなると,先生の耳に入れておきたい。本人は,「たいしたことない」と思っているので,先生に言う気はない。というわけで,母が出勤して間もない担当医の先生に電話をした。「また」と言うべきだ。心配ごとがあると,内科に入院させていても,外科の先生のところに電話をしてしまう。でも,それに応えてくれる外科の先生なのだ。先生はその後病室に行ったときに診て下さったようだ。


私はというと,今日は午前中仕事。午後から,KLCに行って来た。今日はD8。今日は,9Fに行った瞬間,空いているなぁと思った。受付番号も360番台だったし。3時10分に受け付けを済ませ,9Fのトイレに行っている間に,4Fに降りるようにモニターに表示されていた。内診3時40分。診察,注射を終えて,待合室に出てきたのが,4時10分。でも,会計でなかなか呼んでもらえず,呼ばれたのが4時50分。でも,受付をしたときに前回のICSI代を支払いたい旨を話してあったにもかかわらず,会計ができず,全て払い終わって5時だった。でも,結構早いペースだったのでは。卵は3個くらいあるけれど,まだ小さくて,大きいものでも10mmしかないとのこと。「今周期はもう少し時間がかかりそうですね」と先生に言われた。D10は近医でヒュメゴンを打ってもらうことにした。この次KLCに行くのは,3日(土)。


また,帰りに大好きなカレー屋さんに寄り,少し早めの夕食をとり,またまた大好きな花屋さんに寄って,かわいいブーケとガラスの一輪差しを買ってきた。新宿のビルの夜景やネオンを見ていると,なんだか一瞬父の病気への不安を忘れることができる。現実遊離とでも言うのだろうか。気持ちの洗濯になった。


今日午前中にやると言われていた父の化学療法は,午後になったらしい。副作用もなく,夕食もたくさん食べられたらしい。今日は,私がKLCに行ったので病院には行けなかったので,夫が母を乗せて行ってくれた。担当医の先生が病室にお見えになって,お話を聞くことができて,安心したらしい。