誠意

今日は代休。そして父を再び治療のために入院させる日だった。
2時にいつもかかっている,内分泌のあの大変有名な先生の外来診察があり,その後,入院という手はずになっていた。


内分泌では,「血糖値が200台に上がってしまった。原因は外科の病気のためだと思う」とその先生は婉曲的な言い方をなさった。「血糖値はインシュリンでも下げられるので,それよりも今は外科の治療が最優先ですから」とこれまた,ドキドキとさせられるぎりぎりの線のお話をなさった。


病棟には3時過ぎに入った。ナースステーションに外科の担当医の先生がいらっしゃるのが見えたが,声をかけずに病室に入った。3時半過ぎくらいだろうか。その先生が病室に来て下さった。今日は午前中は外来診療の日だけれど,午後は手術がなかったのだろうか?明日からの「化学療法」についてのお話があった。やはり,言葉を選びながら,慎重に話して下さる。本人はとても,外科の先生を信頼しているので,真正面から先生のお話を聞いている。主治医の先生も,5時前に病室を訪ねて下さったそうだ。先日,テレビで大腸の手術をなさっていた先生だ。先生の患者に対する姿勢にも,とても誠意を感じる。信頼関係は,これ以上ないと思う。あとは,先生方の努力と私たちの願いが叶う(実る)ことを祈るばかりだ。