朝夕

昨日の父の様子を見て,母が心配して,「朝食に間に合うように病院に行きたい」というので,私が連れて行くことにする。私も昨日は病院に行っていないので,ひとりでも朝行こうと思っていた。7時半頃実家に迎えに行って,病院へ。朝食は8時から。自分で望んだらしく,おかゆ食だった。ベッドの周りを見ると,まるで手術が終わって間もない人のようだった。おかゆには,おっかなびっくり,3口くらい口にした。昨日,吐き気があったようなので,臆病になっているようだった。でも,食べ物を口にすると,わずかの量でも,顔色がよくなってくる。そんな様子を見て,安心して1時間くらいで病院を出た。


日中は,明日また新宿に行かなくてはならないので,エネルギーを蓄えようと,昼食後は昼寝。4時頃,再び今度は夫も共に,3人で病院に行く。5時少し前に着いた。いろいろと雑談をしていると,5時50分頃になって,外科の担当医が来てくれた。今日は,ブルーの縞の入ったシャツに,病院配給の白衣を着ていた。休日のスタイルだと思った。父の前で,体調を聞いてくれたり,治療の進行状況について軽く話してくれた。「始めから診ているので・・・」と言った通り,父の表情をみながら話を進めてくれることに安心する。本当に良い先生だと思う。「黄疸がとれたら,一度退院して頂いて,その後また外科に入院して頂く」とうっかり先生が言ってしまい,父の表情がちょっと変わった。でも,先生も失言にすぐ気づいて,「家に帰られたらもちろん,十分ゆっくりして頂いていいので・・・」と言ったのがすごくおかしかった。


明日はまた採卵だ。今度は左右1個ずつみえるようだが,果たして採れるのだろうか。たとえ1個でもいいんだけどな。もう,転院して5周期目。採卵は4回目だ。今のところ,1勝2敗なので。あまり先入観をもたず,リラックスして臨もうと思う。