DRの言葉

今日は,2日ぶりに父のところへ行った。お見舞いに何度も通っているので,おのずと職員通用口を知り,そこから近道をして病棟に入っている。病棟に入ったところで,進行方向からこちらに向かって歩いて来るDRがいた。父が外科でお世話になっている担当医だ。私自身,ずっとそのDRにお会いしてお話を伺いたかったのだが,科が違うので入院以来お会いできずにいた。あちらも私に気づいてくれて,数分間の立ち話だったが,父の病状やこれからの治療方針について,先生のお考えを話してくださった。私の気持ちも察して下さったようで,とても安心した。病状は決して楽観できるものではないと思うけれど,この先生にならおまかせできるとあらためて思った。


病室に行くと,父は「鈍痛がする」と言ってちょっとしかめっ面だった。ややしばらくすると,今度は内科の担当医が「顔色を見ながら,採血に来ました」と言いながら入ってきた。今日は,とんでもない発言はなくてよかった。ステントは無事に入ったようだ。この鈍痛は,今晩いっぱいだろうとのこと。「うまくいったと思います」とのお言葉を頂いた。


明日は私の通院日。朝5時台の電車で行くか7時台の電車で行くか迷ったが,新宿とんぼ返りで,出張にでかけなければならないことを考え,5時台の電車で行くことにする。有給休暇も昨日は4時間。明日は5時間とることになる。立て続けに有給休暇を申請するのも心苦しいが,今は治療優先と考えることにし,遠慮無く休みをもらうことにした。