勧誘

debrin2005-07-30

朝10時前に家を出て、約束のお店に行く。数週間前から計画されていた、職場の女性6人での会のためだ。最初に顔のマッサージをしてもらい、その後、どこかで昼食をとろうと言うもの。


最初のマッサージのお店。幹事役の行きつけのお店だった。私はそもそも美容マッサージと言うものには興味がない。「体験させてもらうだけでいいのよ〜」と言っていたので、仲間の雰囲気をこわしてもいけないと思い、参加した。肌のしくみについての話があり、その後洗顔から一連の基礎化粧品を使っての体験となった。その間、まるで私が使っている記録式の基礎体温計にそっくりなマッサージ機も登場した。2時間半もの間、肌の手入れやおしゃべりに費やした。そして最後には、やっぱり、商品の「お値段」の発表となった。マッサージ機54000円。それに基礎化粧品全てを買って、14万だそうだ。皆興味深そうに、うなづきながら真剣に聞き入っていた。「この化粧水が8000円、ソープが6000円・・・」などどそのお店の女性が話している間、私は「注射が1本。注射が2本・・・」と心の中で置き換えながら聞いていた(笑)


その後は昼食。例の育休をとっている友達とその時合流する計画になっていた。赤ちゃんはどうするのかと思えば、今日の幹事役が「大丈夫。世話をする人はいくらでもいるから〜」なんて、マッサージのお店から、無邪気に携帯で話していた。「なんだかな〜」と思った。夫のお義母さんの入院を理由に帰ろうかと思った。その幹事役の人も悪気はないのはわかるのだけれど、「もう少し私にも配慮してくれてもいいんじゃないかなぁ」と思った。でも私が食事に行かなければ、育休をとっている友達が気にするだろうと思い、同行した。


彼女は赤ちゃんを片手で抱き、片方の腕には大きな「マザーバッグ」を携えて、5分遅れでやってきた。幸せそうだった。赤ちゃんに対する声かけは、あきらかに「母」だ。ほ乳瓶を出したり、おもちゃを出したり。みんなが代わる代わる赤ちゃんを抱っこした。私が最後に抱っこしたけれど、赤ちゃんが泣き出しそうになったので、あわてて別の女性に渡した。それでも、泣き出しそうになり、母親の手に渡した。すると不思議と泣くのをやめた。やっぱり、お母さんのことはわかるんだなぁ。赤ちゃんでも。彼女が妊娠する前は、月に一度くらいは一緒に飲み会をやっていた仲だったのに、もう、全然別の世界に行ってしまったと思った。


夜になりコンピュータを修理に出している店から電話があった。メーカーからの見積もりが38000円と出たそうだ。がっかりした。新しいコンピュータを買ったほうが利口だろうか。去年既に修理代で80000円も出していたのだから。せめて修理に出しているコンピュータの、ハードディスクに残っているデータだけでも出せれば、いいのだけれど。