気まずい質問

今日は,職場と仕事先の人たちとのちょっとした「会」があった。飲酒運転の罰則が厳しくなってから,さすがの私も飲み会の席では一切アルコール類を飲まなくなった。それはそれで,捕まったら懲戒免職になってしまうので,我慢することができるようになった。そして・・・


今日は,そんなお酒の席で,気まずいことがあった。「子ども,何人いるの?」という何気ない質問。「それが,私いないんですぅ」と私。「あ・・・」と相手の人。一瞬気まずい雰囲気が漂う。大方の職場の人は私が不妊治療をしていることも,去年流産したことも知っているようだ。この質問をしたのは,仕事先の人。私に子どもがいないことを知らなくて,質問してしまったらしい。きっと,自分と同じ年くらいの子どもが,私にもいると思ったようだ。その人の子どもは,高校生と中学生。実際,私の友達の子どもたちも,それくらいの世代だ。


以前の私だったら,「子どもがいない」と言った後で,とても後味が悪かった。子どもがいないことが恥ずかしいような,みっともないような。でも,今日の私は普通に言えた。そんな自分の変化に驚いている。これから先,子どもを授かることができなかった時の心の準備を,少しずつしている自分がいることに気づく。授かることができなかったことなど考えたくはないが,実際起こるとしたら・・・。そんなこと考えたくもない。


あと,10日くらいでまた治療を再開する。今周期の気ままさを覚えてしまって,また治療を再開しようと思っていた自分を思い出す。再び仕事と治療を両立させながら,片道2時間の車での通院が始まる。