命日

今日は父の命日でした。母は、私の夫と昨晩相談してあって、夫の車で美容院に朝早くに行きました。命日だから。いろいろ思い出すのが嫌で、外出したのだろうと私は思いました。そのほうが、母のためにもよかったと思います。
亡くなった時刻は、確か9時18分だった。あの時担当医の先生は、死亡時刻をご自分の院内PHSで確認し、「9時10分とさせて頂きます」とおっしゃった。でも、その時付き添って下さっていた看護師さんが、後に先生に話したらしく、時刻が訂正されたと思う。確か・・。
今日はその時間を職場で過ごしたけれど、気が付いたら、9時45分だった。気が付かないうちに、その「時刻」が過ぎてよかったと思う。夕食の後、「母も9時過ぎまでは、出かけていても時間が気になって仕方がなかった」と言っていた。あれやこれやと、父を恋しがるようなことを母が口にしたけれど、それに同調して私も話してしまうと、際限なく、悲しくなってしまうような気がしたので、あまり気にしていないような振りをした。
今日、2時半頃、職場に6年前にちょっと私が面倒をみてあげた子が、私を訪ねてやってきた。今年19才だ。あの頃はどうしようもなくて、私は彼女たちに散々な目に遭わされた
。私は今だに心のしこりとなっているけれど、彼女たちの心には、何ら残っていないのだろう。まぁ、訪ねて来てくれるだけ、かわいいと言えばかわいいけれど。