新年度スタート

今日から新年度がスタートした。私の職場にも転入してこられた方々がやってきた。
そんな中,ふと外を見ると,昨日の仕事関係の外国の方が,大きく手を振りながら,歩いたいた。
タオルを握りしめているけれど,そのタオルはどうも血で染まっているようだ。びっくりして,声をかけ,中に招き入れた。目つきが変だし,庭に咲いている桜を指さして,「ピンク色した鳥が,何千も飛んでいる」と言う。
どうも,まだ症状は改善されていないようだ。彼の面倒をみている人を呼び,引き取ってもらった。聞けば,昨晩12時頃,アパート近くの建物のガラスを,素手で割ってしまったという。また,幻想を見たようだ。
話は変わって,新しく異動してきた上司と1対1で話す機会があった。ラッキー。私の治療のことについて。前の上司がちゃんと引き継いで下さっていたようだ。「去年と同じ気持ちで治療にあたっても,成果は出ないと思うんだ。去年と違った心もちって言うのかな。ストレスを除くっていうのかな。そんなふうにしないと,また同じことのくり返しになってしまうと思うんだ」「職場の予定など気にしないで,治療をして下さい。でないと,50,60歳になった時に,きっと後悔する」「4日が今周期初めての通院日なるけれど,新年度がスタートしたばかりなので,見送ろうと思う」と話すと,「4日は有休をとって」と言われた。奥様が乳ガンを患ったことのある方なので,ホルモンとか生理周期とかには,理解がある。今年度も治療が継続できそうだと,気持ちが明るくなった。