幻覚って?

今朝、7時からお宮の掃除をしなければならなかったので、6時45分頃家を出て、実家に向かう。途中、仕事関係の方から電話があり、時々一緒に仕事をしているアメリカ人の男性の様子が変なので、話を聞いてあげて欲しい」とのこと。昨日も朝7時前に同じ方から着信があったのだけれど、休日は手元に携帯を持っていないので、夜まで気が付かなかった。
「う〜ん、なんだろうなぁ。7時前からの電話だなんて。」と思いつつ、実家に向かった。掃除自体は、8時45分頃に終わったのだけれど、疲れてしまって、少し実家で休んでから帰宅する。あの電話のことは気になっていたけれど、「午後にでも、彼に電話すればいいかな」くらいに思っていた。
午後は、母と鴨川に買い物に行く約束をしていた。2時半頃だっただろうか。職場の上司から電話があり、そのアメリカ人の人が私の名前を呼んでいる。早口で英語をしゃべるので、それ以外は何を行っているのかわからない。代わりに、○○さんにそこに云ってもらっている」との電話がある。買い物どころではなくなってしまった。買い物の方は、夫に行ってもらうこととして、「彼」のところへ急いだ。
彼は私を待ってくれていたが、もともと「産地直送」の英語である上に、興奮しているので、益々早口で英語を話す。どうも幻覚を見ていて、自宅近くを俳諧してしまったらしい。仕事関係の方々も、彼のために休日を返上して集まっていた。近くの精神科のDRが診て下さるとのことだったので、彼に勧めてその病院に行った。
休日だったのだけれど、当番だった先生が出てきて下さったようだ。若い女性の先生。でも、英語を話すことができない。DRなのだから、私なんかよりも余程英語が話せるはずなのに。いちいち、私に英訳を求めてくる。「精神安定剤って、なんて言うんでしたっけ?」なんて。「先生の専門科の用語でしょ」と言ってやりたくなった。
結局のところ、母国を離れて日本に一人いても日本語がわからない。友達はいない。と言うことで、その寂しさを紛らわすために、強いアルコールを常飲していたらしい。「そのアルコールを最近絶ったがために、幻覚症状が出てしまっているとのこと。服薬により、2〜3日で軽快するだろう」とのことだった。
それにしても、医学用語は難しい。医師向けの電子辞書が出ているくらいなのだから。もともと私に理解できるわけもない。でも、ちょっと勉強になった。
あ、そうそう。今日同僚から電話があって、職場での「係」。私が心配していたようなことはなく、やはり上司が私の治療を考慮して、それなりのポジションにしてくれていたようだとのこと。ここ数日、心配で心配でしかたなかったので。とてもうれしかった。