同僚の理解を得るということ

異動の人がわかったので、今度は職場内での来年度の人事が気になってきた。上司が代わるので、今年はとても不安だ。私の治療優先だった今までの生活を保つことができるのだろうか。部署によっては、通院すべき日に通院できなくなってしまうのではないか。とか。考えたらきりがない。
昼食の時、女性の先輩2人と3人で食事をした。2人とも私が今の職場に異動してきてからずっと、私の治療を応援してくれている。私が不安に思っていることを話したら、「気にせずにがんばって。今年も治療優先」と先輩たち。「でも、休みがとりにくい。今度の上司が休みを気分よくくれるかなぁ。部署によっては休みがとりにくくなるんだじゃないのかなぁ」と私。「そんなに気にしないで、強くなって。で、休みを取りにくく思って、それがストレスになると言うのなら、療養休暇をとればいいじゃない」と先輩の一人が言う。「でも、療養休暇をとるのも勇気がいるし、仕事を休めば、今度は治療費が心配になるし」と私。「でも、どちらかに決めなくてはならないでしょう。」と先輩。「それがすぐに決められれば、こんなに悩みません」と私。じゃぁ好きにすれば。みたいな感じの態度をその先輩はとった。もうひとりの先輩が、「私が今度の上司に話しておいてあげる。困った時には、女性の職員が助けてくれるから大丈夫よ」と言ってくれた。
なんだか、一日後味の悪い日だった。いつもは「勝手にすれば」みたいな態度をとった先輩も、私のことすごく心配してくれているし。私がぐずぐず言っていたから、あんな言動になっちゃったのかな。
家に帰って母や夫と話したらすっきりした。あんなに治療のこと反対していた母も、「私がその上司のところに頼みに行ってもいいんだけれど。不妊治療は人には見えないから、子育てみたいにみんなが経験していることであれば、他人の理解も受けやすいんだけど。かわいそうだよ」と初めて私に同情するようなことを言った。