若すぎる死

今日午後6時からの元同僚の妹さんのお通夜に出かけた。私の住む地域では、大方の人が通夜の始まる前に記帳し、焼香を済ませるといった風習がある。(もちろん、お通夜の最中に焼香に行っても構わないのですが)ホールに着くと、すぐに元同僚は私たちの姿を見つけて来てくれた。私は開口一番、「急だったの?」と尋ねた。「19日の朝に救急に入ったんですけど・・・」と彼女はここ数日間の経過を話してくれた。大丈夫だと思ったので家に帰っていたのだけれど、着いて10分ぐらいしてまた病院から呼び出しの電話がかかってきたとのこと。すぐに病院に戻ったけれど、戻ったときには妹さんは気管挿入されていて、話ができなかったとのこと。そこまで話すと彼女はウルウルとしてしまった。
うちの父が亡くなる1ヶ月くらい前からは、担当医の先生に蘇生処置をどうするか決めることを執拗に迫られた。結局気管挿入してももって1日くらいということで、本人も苦しがるとおっしゃったので、希望しなかった。彼女のご家族の場合、そんなこと相談する間もなく、妹さんが亡くなってしまったのだろうな。
妹さんは、きれいにお化粧されて、振り袖を着ていた。「あちらの病院は死後の処置がきれいなので、その後の処置は不要かと」と父の葬儀をお願いした葬儀社の方がおっしゃっていた。彼女も○タワーで亡くなった。