D13 KLC通院日 採卵

今日は採卵日だった。昨日夕方、職場に戻ったときに上司に今日の午後も有給休暇をもらいたいことを告げてあったので、スムーズに職場を出ることができた。いつもよりも、1時間早い電車でKLCに行く。
午後採卵って好き。なんとなく、朝の採卵よりも、リラックスルームにも余裕がある。昨日の採卵時間の問い合わせの時、「2時に来てください」と言われたのだけれど、電車の都合で2時15分でないとKLCに着くことができないことを話すと、「ギリギリですが。できるだけ早くに来てください」と言われただけだった。昨日診察してくれた小林先生は、「明日の2時半頃になると思うけど」と言っていたので、恐らくは2時半からなのだろうとたかをくくっていた。
2時10分4階IVF受付着。すぐに5Fリラックスルームに通される。すぐ着替え。トイレ、そして、オペ室前待機。どうも看護師さんの患者さん達への指示を聞くと、どうもみなさん移植の人たちのようだった。私はその間をぬって採卵をしてもらうらしいこともおのずとわかった。前の人が出てくるときにDRの姿が見えて、貝嶋先生だと言うことがわかった。前回も貝嶋先生だったし、なんだかほっとした。
オペ室に2時27分入室。いつもの手順で採卵が始まった。まずは一番大きかった左から。卵胞液が吸い取られるのを見届けてると今度は培養士さんの声が気になる。ここで、「ワンエッグで〜す」という声が聞かれないとアウト。すると、「ワンエッグで〜す」という声が。それを聞くと今度は「右で〜す」と言う看護師さんの声。私の右の卵巣は子宮の裏に回っているとかで、その先生にも嫌がられる。先生が、卵巣のあたりを手で押す。確認すると一刺し。そして、「もう1個だからね。我慢して。少し小さいかなぁ〜」と言いながらまた一刺し。卵胞液が吸い取られるたびに、私は培養士さんの頭上にあるモニターに目をやった。そこには、私のいくつ目かの卵が映っていた。「でぶりんさん、3個です」という培養士さんの声が聞こえて、うれしかった。
以前、採卵の時には「1個採れました」と言われて、先生のお話の時に「よく見たら、変性卵だったの」と言われてがっかりしたことがあったので、「3個」と言われても先生のお話を聞くまでは不安だった。
先生のお話はなぜか小林先生。「先生、卵の数は変わりありませんか?」と私が聞くと、「予定通り、3個全部採れたね」とおっしゃった。今回は左から1個。右から2個だった。(むずかしい右から2個も採ってくれるなんて、さすが貝嶋先生だと思った)今回は以前書かれたカルテの指示通り、胚盤胞培養で行くことにした。3個と言えば、いままで十何回とやってきた採卵の中で、最高記録。クロミッドとパーコグリーン75単位×2だけで、3個なんだから自分としては、とてもいい記録だ。うれしくてまだ仕事中の夫と実家で待つ母親に電話した。
胚盤胞になるかどうかということよりも、明日の受精確認が怖いなぁ。