感涙

今日は,地元の文化祭に行った。ステージ発表は,主に音楽に関するもの。講師でお見えになっていた方は,地元では有名な元音楽の先生だった。その発表の中に,中学生の合唱があった。今時の中学生は,とても扱いが難しいと聞く。それなのに,54人の中学生が,身体を揺すりながら,一生懸命に合唱していた。全員,音楽が大好きなのだそうだ。音の細部にまで気を配り,大切に歌っていることが感じられるた。講師の先生の講評でがまた上手で,「(感動したので)もう一度歌って欲しい」とおっしゃった。その中学生の中から,「いいですよ。ありがとうございます」と言って立ち上がった生徒が数人いた。合唱が終わったあとで,講師の先生は涙ながらに,指揮者と伴奏者,そして合唱した生徒たち全員を讃えた。私は,久しぶりに純粋に感動した。


中学生たちを見ると,「私にもこれくらいの子どもがいてもおかしくないんだよな」と思う。もう,親の目だ。中学生くらいの子どもがいてもおかしくない年齢で,まだ,これから赤ちゃんを授かりたいと思うなんて,無理な話なのだろうか。


今日も,父の病院に行った。今までで一番遅い時間になってしまい,着いたら6時45分だった。父は,担当医から退院の許可が出たとかで,来週中に退院するけれど,日にちは具体的に決めていないと言う。とにかく,早く退院したいらしい。退院できることはいいことだけれど,新たなる「恐怖」が待っているようで,怖い。