落果

debrin2005-08-29

昨晩庭の植木の水やりをしていた夫が,「あ〜,落ちてるよ〜」と言った。「落ちてる」と聞いただけですぐわかった。柿の実だ。先週のあの台風にも負けず,枝にしがみついていた柿の実が遂に落ちてしまった。最後の1個であったのに。昨日も父が日中見に来て,柿に向かって「どうぞ秋までがんばってください」と手を合わせてきたと大げさに話していたところだったのに。私はこの柿の実を見て,「最後の一葉」という話を思い出していた。なんだか縁起でもない。忘れよう。


今日は久々に一日仕事をしている日だった。午後から出張。他の部署の人が近々プレゼンをするのだが,グループでその人のサポートをしている。その人は,以前もこの日記に書いたが,「最近結婚してすぐに妊娠することの出来た41歳の彼女」だ。先月も同じ内容の集まりがあったが,つわりを理由に欠席した。およそ2ヶ月ぶりに私たちの前に姿を現した「彼女」は,お腹のふくらみがわかり,時折そこに手を当てたりしていた。4〜5ヶ月といったところだろうか。3時間ぐらい一緒にいたのだが,妊婦がそばにいるといっただけで,うらやまし過ぎて,目がくらみそうだった。おまけに,その会議中に別の妊婦が私たちの部屋に顔を出した。なんだ,なんだ〜。今日はやたらと妊婦に出くわす日だった。