安堵

今日は,周期9日目。フェミロンを飲み終わったところで,育ってきている卵胞を確認する日だ。仕事を2時過ぎに切り上げ,クリニックに向かう。3時半の予約だったが,着いたのは3時35分だった。クリニック周辺のパーキングが,珍しくどこも満車で,駐車する場所を見つけるのに,少々時間がかかった。


先週は予約外で行って,4時前に終わったが,今日は,予約をとって行ったにもかかわらず,呼ばれたのは,4時20分頃で,クリニックを出たのは5時10分だった。


どきどきのエコー。卵胞は,右に2個,左に1個だった。いずれも1cmくらいの大きさ。内膜は6mm。複数個育っていたので,HMGの注射に切り替えることに。よかった。今年になって,2月3月は,HMGを使えなかった。4月は2個の卵を育てるために,使った。よかった。今年になって一番数が多い。


診察後,看護師さんにHMGを左腕に打ってもらう。Wさんだ。「でぶりんさん,髪型変えましたか?」と言われた。通院期間が長くなってきて得(?)したことは,顔と名前を覚えてもらえたことくらいだ。今日,診察を待つ間,一人当たりの診察時間はどれくらいだろうと,自分の腕時計の秒針で計ってみた。だいたい,3分〜4分だ。内診もしているだろうに,この時間なのだから,先生とゆっくり話をしている暇などない。先生ひとりで一日150人以上の患者を診ていると思われる。


私がつかっているHMGは,フォリルモンP150という薬剤だ。1アンプルを1ccの生理食塩水で溶かして使う。私は遠距離通院なので,診察のために通院したときには,看護師さんに注射してもらうが,それ以外の日は,自己注だ。1周期あたり,3〜4本のHMGと採卵前1回とET後に3回HCGを打つが,クリニックで打ってもらうのは,フェミロンを飲み終わった後のHMG1本とET後のHCG1本だけだ。


注射は,下腹部の贅肉をぎゅっとつまんで,針を刺す。最初は怖かったけれど,慣れてくれば注射だけのためにクリニックに行くより,時間の節約になるし,仕事も休まずに済んで便利だ。特に,採卵の前々日の夜に打つHCGを家で打つことができるのは,とてもいいと思う。


今日の医療費4,470円だった。HMG2本持ち帰ってきたのに,診察代込みでこの金額は安いと思った。