「患者力」をつけたい

debrin2005-05-17

今日は,職場の机上に飾ってある一輪挿しの花でもアップしておこう。結構,この一輪挿しは気に入っている。昨年,ご勇退なさった先輩に贈ろうと買ったものの,渡しそこねて,ずっと私の手元にあったものだ。HOYAクリスタル製。


先週の土曜日。「世界で一番受けたい授業」で,かの南淵明宏先生が患者力をつけるための方策について話された。病人を家族にもつ者としては,とても参考になった。先生のお話の中で,DRのお話を聞くときに,ビデオカメラと筆記用具を持参するようにとのことだったが,私の父の術前説明の時同席した私の叔父が,小さなICレコーダーを胸ポケットに忍ばせていたことが思い出された。また,患者力を磨くために参考になる本として先生が翳されていたのが,「ナースが視る病気」という本。看護師さん向けの本なので,少々お高い。でも,とても欲しくなった。

ナースが視る病気

ナースが視る病気


父が今日検診日でもないのに病院に行った。最近,庭の手入れやら何やらで動き過ぎたからか,手術の傷跡が痛いと言うのだ。週に一日だけの外来。それ以外の日は,土日を除いては毎日のように手術室に入っていてとてもお忙しいようなのに,実によく患者の話を聞いてくださる。(待ち時間2時間。診察時間5分未満の私の不妊のDRとはエライ違いだ。「不妊治療は全て自費診療なのに」と声を荒げたくなる)診察の後,父と母は先日心不全の検査のために入院している伯母のところに寄った。術後間もない頃の父に会って以来,半年以上も会ったことのなかった伯母は,元気な父の姿を見て,とても喜んだらしい。「いくつになっても姉弟姉弟なのだなぁ」と微笑ましく思った。


日付が変わってから,今日の父の診察内容を電子カルテで確認した。診察に同行できなかった時には,「本人がDRの前で何と話したのか」「DRの所見は何だったのか」などを,自宅にいながらにして知ることができて,とても心強い。